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これまでの園長だより

目指せ☆彡 感動屋さん!!

昭和から平成に年号が変わった時、私は高校生でした。その平成のみ世も、もう25年目を迎えるのですね。月日の移り変わりは、本当に早いものです。

この季節年賀状をポストに投函するまで、宛名を見ながら懐かしい顔を思い出すのですが、届いた喪中はがきの中に、子どもの頃大変お世話になった方のお名前を見つけて、とても寂しい気持ちでいっぱいにもなりました。

皆さんは、天国を信じていらっしゃいますか?私はもちろん、信じています。私の親しいその方も、きっと天国から私の事も見守って下さっていると思っていますし、皆さんにもきっと同じように思いを馳せる方々が、あちらにいらっしゃると思います。

では、天国とはどの様な所でしょう。

実は天国とは、思った事が全て叶ってしまう場所なんです。本当ですよ(笑)

お腹がすいたと思ったら、次の瞬間にはお腹が満たされる。車が欲しいと思ったら、次の瞬間には車を手に入れている。欲しいもの、行きたい場所、時空を超えて何でも手に入るしどこへでも行ける。願ったり叶ったり!正に「天国」なのです。

どうです!何でも思い通りになる天国って、素敵なところでしょう?

ですが、よーく考えてみて下さいね。何でも思った通りになるので、実はそこには「感動」がないのです。「やったー!!」とか「嬉しい!」とか「楽しい!」とかが感じられないのです。だって、思った通りになる事が当たり前なんですから。。。

そうすると、人間はどうなるのかと言うと「退屈」して来ます。刺激を求めたくなってくるのです。ウズウズ・・・もやもや・・・。満たされている事に満たされなくなります。そして、とうとう刺激を求めて、天国を飛び出してこの世に生まれてくるのです!

何のために?「感動」するために。

 

さぁ!この世への誕生の瞬間!真っ暗なお腹の中から、せまい産道を通ってぱぁっとまぶしい光の中に生まれました!感動です☆彡 大きな大きな精一杯の産声を上げて、この感動の世の中に生まれた喜びを叫んでいます!

そして。。。

ただ寝ているだけの生活に飽きて来ます。大人が歩いているのを見ます。自分も歩くぞ!歩いてどこへでも、生きたい場所に行くぞ!何度も何度も転んでは起き上がり、また転んでは起き上がり!ついに歩く事が出来るようになりました!感動です☆彡
ですが、歩く事に慣れてしまい、歩いても感動しなくなりました。ではどうするのか?走り出します!感動です☆彡

そうやって人は、少しずつ少しずつ次の段階。次の段階へと難しい事を乗り越えて、感動を味わう為に生まれて来ました。思う通りにいかないから、感動があるのです。

 

もちろん、自分自身が難関を乗り越える事が感動ではありますが、自分ではない別の人が乗り越えた事も、その苦労に共感する事で感動を得ることが出来るのです。

例えばオリンピック!例えば100点満点のテスト!難関を突破しての合格発表!紆余曲折を乗り越えての結婚!交響曲のハーモニー♪ 等など・・・。

「バカの壁」「死の壁」の著者である、養老猛先生の言葉をお借りすると「人間は致死率100%の生き物」なのです(笑)

ですから、死ぬまでの時間は、しっかり感動して過ごしましょう。

思いっきり泣いて、思いっきり笑って、気のすむまで怒って、気のすむまで悲しんでいいんです。

私達はそれをしに、生まれて来たのですから。。。

 

子どもの持つ力

12月も中盤に入り、年末恒例の今年を表す一文字も、決定致しましたね☆彡

今年は「金」!ロンドン五輪での日本選手団の、輝かしい活躍が、ありありと思い起こされましたし、半年前でしたが、あの金冠日食も象徴されているようです。

皆様にとっては、どんな漢字が思い当たりますでしょうか?

 

私にとっては「夢」が、今年を象徴している一文字です。

世の中に目を向けると、相変わらず暗いニュースや混迷している政治。出口の見えない問題が山積している訳ですが、子ども達と日々を共に過ごさせて頂いていますと、この子達の無限の可能性を実感し、将来の姿が楽しみでしかたなくなる訳です。

子ども達が自分の将来に抱く「夢」にも、感動させて頂くこの頃ですし、自分自身が新たに持った「夢」も、ぜひぜひ実現していきたいと思っていますし、やはり「夢」は見ないよりも見ていたい。そして叶えていきたいと思っています。

 

それと言うのも、ここ数か月。行動範囲を広げて、受けたいセミナー。観たいもの。

そういう「学び」を得る事に、非常に貪欲に活動させて頂きました。

つい先週末も、大阪の「しもさかべ幼稚園」の、60周年記念クリスマスコンサートに行かせて頂きました。

こちらの幼稚園は、音楽で非常に有名な幼稚園で、YYトータルサポートで当園を担当して下さっている吉武先生の担当園でもあります。

そういったご縁でお誘いいただいたのですが、なんとコンサートの演目は、

  ♪ツァラトゥストラはかく語りき   R.シュトラウス

  ♪歌劇「タンホイザー」より 序曲・行進曲  R.ワーグナー

  ♪「交響曲第九番」より 第4楽章  I.V.ベートーヴェン

  ♪合唱「君に伝えたい」

   「交響曲第9番より」  歓びの歌

という内容。子ども達の練習風景のムービーも観させて頂きましたが、オーケストラが使用する「総譜」という物を使われていたので、非常に興味を持っていましたが、まさかあそこまで素晴らしいとは☆彡

正直申し上げて、私の想像をはるかに超えていたのです!!

 

子ども達は、ピアニカが70~80名ほどで構成され、ピアニカの音域でカバー出来ない部分は、電子ピアノとティンパニー。シンバル。大太鼓。これらは子ども達が。

そしてコントラバスは、賛助出演という形で大人の方が入られていました。

 

指揮者の女性主任先生は、私も大好きな、「西本智美」さんという、主にロシア方面でご活躍されている女性指揮者の方の大ファンと言う事で、かなり西本さんを意識されていた為か、徐々に西本さんと後ろ姿がかぶるほど☆彡

そして何より、子ども達の集中のすごさに、心から圧倒されました。指揮者の登場と同時に、指揮者を見つめるまなざしの強さ。指揮者から片時も目を離さず、その指揮棒の振りあげられた瞬間に、サッとピアニカを構える姿は、まるでピアニカがヴァイオリンに見えるほど!

実は私、ベートーヴェンが大好きで、今回は特に第九番を聞きこんで拝聴させていただいたのですが、これをたかだか6歳の子ども達が演奏しているという事もすっかり忘れてしまうほど、素晴らしい完成度でした!

気付くと、私の頬を涙が伝っておりました。

 

吉武先生より、毎年のように「ブラヴォーコール」がかかるとは聞いていたのですが、私も数回、クラシックのコンサートに行ったことはあるものの、「ブラヴォーコール」のかかるコンサートは、ここ日本では非常に稀です。

でもあちこちから「ブラヴォー(^○^)」の声がこだまし、会場中が感動に包まれました。そんな中に居られた事が、心より幸せに感じ、子ども達の純真無垢な空間が作り出す音達に、私の心もすっかりと洗われた気分にさせて頂きました!

私も心より「ブラヴォー♪」を送らせて頂きました。

 

そして感じた事。それは、子ども達の無限の可能性の力強さです!可能性は力です!それを全ての子ども達が持っている。

絶対に大人の考えで、子ども達の可能性に蓋をしてはいけないと思いました。

子ども達の描く夢は、何だって叶えられる!ただし、その気になれば。

そして「その気」にさせていくのは、我々大人の仕事です!

ぜひ、私達に、子ども達の夢を叶えるためのお手伝いをさせて頂きたい!

改めてその様に決意をさせていただいた、素晴らしい体験をお伝えさせて頂きました。

最後までお読み頂き、ありがとうございました☆彡

 

ありがとうございました!

一週間にわたる公開保育、そして今日一日に込められた参観日に、多数お越しいただきまして、本当にありがとうございました!

 

一学期に一度ずつ、お子さまの成長を目の当たりにしていただく機会を設けたいと始めた「公開保育と参観日」ですが、いかがでしたでしょうか?

 

一般的には「保育園」というと、「保育に欠ける子」が預けられる場であるという定義があります。

しかし、当園に来ている子ども達には「保育に欠ける子」が入園する場所という定義を、無視して入園頂いております。

 

大分薄れては来ましたが、戦後復興における政策として、男性は外に出て働き、女性は家庭を守る。それによって、経済の発展・成長を遂げて来た日本。その為に三歳までは母親と過ごすべきという、いわゆる「三歳児神話」なるものが、まことしやかに浸透していました。

しかしながら、現代では、ご近所の力というものが薄れました。

核家族が増加しました。

それによって、子どもが地域の宝であるという風土が消え、孤独の中で育児をせざるを得ない状況が増えました。

 

昔は、育児での悩みを、祖母や祖父が手助けし、ご近所全体で子ども達を見守る「安心の目」がありました。

私自身も、孤独の中での育児で悩みを抱えましたので、相談相手やお友だちの存在が、どれだけ育児において大切かを実感しました。

 

私は目の前の子ども達を見るにつけ、保育園の定義を早く変えて欲しいと思います。

「保育に欠ける子」だけが、保育園に入る時代は終わったと思います。

 

ご近所の力が薄れ、核家族が増えている現代だからこそ、安心して子ども達が社会性を育んだり、人間性を身に付ける場として定義するべきだと思います。

「早くから保育園に預けるのは可哀想だと思って・・・。」という言葉を今だに聞く事がありますが、目の前の子ども達を見て「可哀想」という言葉は、私には一切当てはまらないと感じています。

とても伸び伸びと、新しい事を知る・出来る・感じる事への喜びでいっぱいの子ども達だからです!

むしろ、子ども達の可能性を、伸ばすのに適した場だと感じます。

 

いつも子ども達にとって「まだ早い!」として、チャンスを奪う事の方が罪なのではないか?

そんなことまで感じてしまうほど、子ども達は貪欲に「次は?次は何をさせてもらえるの!」という積極性に富んでいます。

 

子ども達の自立のため、どんどん外の世界へ跳び立たせてあげてください。私達はこれからも、そのための環境作りに、精一杯努力をして取り組みたいと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました☆彡

 

 

天使の笑顔

目の前の阿武山の紅葉が、とても美しい季節となりました!

日本の四季の移ろいは、本当に素晴らしいですね。

美しい自然を後世に継いでいく事も、また私達に課せられた使命だと感じます。

 

さて、先日、タレントの石田純一・理子夫妻の元に、赤ちゃんが無事にご誕生になられたニュースはご存知かと思います。かのご夫婦は、高齢出産ということもあり、出生前診断を受けられら事も、一時マスコミを賑わせましたね。

また最近では、ごく簡単な血液検査だけで、出生前診断が可能になったというニュースも目にしました。以前の検査は、羊水を採取して診断するものだった為、流産の危険性も示唆されておりましたので、こちらの血液検査の手軽さが注目されているそうです。

 

「出生前診断」とは、胎内に宿った段階で、その子の障害の有無を調べるというものです。特に現在では、初めての子どもの妊娠・出産年齢が30代に突入したということですし、加齢とともに、卵子の数・質共に低下するという、医学的なデータも出ているそうですので、殊更に世間の興味を引いている話題であると思います。

しかし、命の選別につながるという倫理上の問題も山積しています。

肉体からの視点で観れば、医学の発展は素晴らしい事です。

しかし、魂からの視点で観ればどうでしょう?

 

そもそも、生きる=魂の修行と、私は捉えています。様々な経験を通じて、考えたり感じたり、そして行動に移す。また感じる。喜ぶ。怒る。哀しむ。楽しむ。

魂を震わせるような感動を繰り返し、魂を成長させるために、我々はこの世に生まれて来ました。

 

生まれる前に、神様に自分の使命を「私は〇〇をするために、あのご両親のもとに、男(女)として生まれて来ます!」と伝えて、生きる事へのチャレンジをしにやってくるのです。

その際に、障害の有無も自分で決めます。

障害ありを選択した魂というのは、とても志の高い魂なのです!不自由な身体を持ちつつも、その笑顔や努力、不自由さの中でも幸福を感じようという、崇高な魂の持主なのです。

私がこの様に理解できたのは、池川明先生という横浜で産婦人科医をされている先生のおかげです。池川先生の著書や、講演を拝聴するにあたり、そういった「しくみ」を理解できるようになりました。

特に、去年開かれた池川先生の講演会で、あるお母さんのお話が心を打ちました!

 

そのお母さんは、お二人のお子さまをお持ちで、上がお姉さん、下の弟さんがダウン症です。

ある日、お姉さんとお話をしていた時の事。

「私はね、お空の上で〇〇(弟さん)と約束をしてきたんよ。『僕はダウン症で生まれるから!』って。『あのお母さんなら、ボクを受け入れてくれそうだから。だけど、きっとお母さんとお父さんだけじゃ大変そうだから、お姉さんは先に生まれて、お母さんのお手伝いをしてあげて!』って。だから、私がお母さんを助けるよ!」

という内容でした。

思いやりあふれるお嬢さんと、いつまでも子どものままの純粋さ、優しさ、素直さを失わない息子さんに囲まれて、そのお母さんは本当に幸せそうでした。

先生達も「見染められちゃ~仕方ないね!」と、本当に温かい講演会でした。

そのダウン症のお子さまは、本当に「天国」からやってきたんだと分かる、純粋さと優しさを、いつまでも失わないままなのだそうです。

そのお話と幸せそうなお母さんの笑顔が、ずーっと私の心の中に残っています。

 

子どもを産み・育てるというのは、健常児でも大変な事です。しかし、大変な局面ばかりではなく、喜びや感動を運んでくれる事も私達は知っています。

ですから、「出生前診断」で、ダウン症のお子さまをこれから育てるにあたっての「困難」を提示してもらうのも優しさだと思いますが、ダウン症の子ども達が、どれだけ素敵な子どもたちなのかを伝えるのも忘れずにいてくれたら、もっと素晴らしい事だと思います。

ですから、「出生前診断」をお勧めする先生方が、産科という局面だけでなく、もっともっとダウン症への理解が進み、的確なアドバイスが出来るようであれば、大賛成なのですが。。。皆様はいかに思われますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子ども達の夢

今週、よつばAクラス(年長)さん達が、「将来の夢」という題目での作文をしました。

担任のちはる先生も「一体どこまで書けるのかな?」という腕試しの気持ちでさせてみたのだそうですが、内容がどれも素晴らしい☆彡

お医者様・歌手・魚屋さん・お母さん・牧場の人・保育士・世界一周・イケメンと結婚(笑)などなど、読ませて頂きながら笑いと感動で涙まで出そうなくらい、無限の可能性と明るい光を感じました!

その作文の中で、目指す職業や夢が素晴らしいと感じただけではないのです。それぞれが、その職業に就く事で「みんなに喜んでもらいたいです!」とか、「みんなを元気付けたいです!」とか、人に優しく、誰かの喜びのためにという思いが書かれていたのです。

 

決して先生に「書きなさい!」などと言われた訳ではありません。子ども達の想いを、子ども達自身の手で、文字を使って表現できる5歳児たち☆彡

これほど素晴らしい成長を感じた事はありませんでした\(^o^)/

後は、自らの進みたいように、伸び伸びと活き活きと、明るく楽しそうに頑張っていって、それぞれの夢を手にしてもらいたいと切に願います。

 

ここからは、ちょっとしたお笑い話。

我が家の子ども達の話題になってしまうのですが、昨夜のこと。

お風呂から私が先に上がり、脱衣所で着替えをしていました。するとお風呂場の中から、長女(小4)と長男(小2)の話し声が聞こえて来ました。

(姉)「ねぇ、私は将来、お母さんの保育園を継ぐけん!」(弟)「えぇ~、継ぐんじゃ~!」

(姉)「そうだ☆彡四人で保育園やろうや~!」 (←何、勝手な事言ってるの(驚))

(弟)「えぇ~、でもボクは、保育園の先生とか向いとらんよ~。」

(姉)「なんで?小さい子好きじゃろう?」(弟)「うん!好き!!」

(姉)「それなら向いてるって!ゆうきは面白いけん、お世話するっていうより、小さい子ども達を楽しませたらいいじゃんかぁ~。私はよく先生達にも『あおいちゃんは、本当に子どもの面倒見るのが上手やね~』って言われるけん、小さい子のお世話が得意じゃけん(^○^)」

(弟)「それならボク得意!あっ、じゃぁ今、保育園に男の先生がおらんけぇ、サンタさんとかボクがやってあげるわ~。あと『変なおじさん』もしてあげたらウケルじゃろ~(笑)」

 

ここで母は爆笑してしまい、二人の会話を中断してしまいました(笑)

なぜ最初に、保育園を継ぐという話題になったのかは聞き取れなかったのですが、子どもは子どもなりに、自分の好きな事・得意な事などを、認めあったり褒めあったりして、しかも将来の事を真剣に考えているのだなぁと感じました。

「変なおじさん」を真剣にする保育士はどうかと思う(笑)のですが、将来の夢を語り合う場や時間は、それはそれは楽しいものですね(^○^)

我が子もしかり、保育園の子ども達もしかり。これからも「将来の夢」を語り合える場に一緒にいたいと感じるとともに、本当に叶えてゆきたい、その為のお手伝いなら、何をおいてもしていきたいと感じた、この一週間でありました!

 

 

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