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これまでの園長だより

ご応募ありがとうございます!

本日より、来春 平成25年度の園児申し込みを開始致しましたが、9時の受け付け開始早々、お申し込みに来られる方々で、玄関にイスを用意させて頂くほどとなりました。

本当に本当にありがとうございます!

 

平成17年の初夏に保育園の開園を決意し、7年前の今頃はこの保育室の改装プランや、職員の募集のための打合せの日々にあったことを思い返しました。その後は、自転車で、新規採用した2名の職員や主人にも手伝ってもらいながら、近隣へのポスティングに奔走しました!

晴れて開園の初日となった、平成17年12月12日は、例年にない大雪!

主人のご友人達から頂いた「祝☆開園」の花輪が、あっという間に雪に埋もれて行ったことが、昨日のようによみがえってきましたし、ご入園が決まっていた方がキャンセルされたり、一番立ち上げに力が必要な時に第三子を妊娠し、つわりの中で面接やポスティング、保育に必死になっていたこともよみがえってきます。

 

正直辛くて、辞めてしまおう!閉園するなら今しかない!という事を、何度も何度も考えました。しかしその度に思いとどまらせて下さったのは、この保育園を信じて、大切なお子さまを預けて下さる方々がいらっしゃったからです。

また、園長として未熟な指導しか出来ない私を信じて、ついてきてくれた大切な職員がいてくれたからです。

大切で大好きな方々の支えで、今日まで保育園を続けてくる事が出来た事に、今日改めて感謝の気持ちが湧きおこっています。

 

またこれからの「梅林よつば保育園」に対しての期待を込めて、当園を選んで下さった新しい方々との出会いも、私に新たなパワーをくれました。

何より、「ヨコミネ式導入園」というだけで選んだのではなく、異年齢保育に心魅かれたという方の多さに、新たな感動を感じています。

そう!「ヨコミネ式」は言うまでもなく、今の時代に本当に必要な保育ですし、目指すところも非常に明確です。ですが、異年齢保育というのも、今の時代に必要不可欠ですし、本当に素晴らしい成長が得られる保育です。

我々の役目は、子ども達を正しく・楽しく成長させる事ですが、それだけでなくこの様な保育の必要性を、世の中に向けて発信することも、大切な役割と信じて邁進していきたいと思っています。

 

平成24年も残り2ヶ月です。平成25年からは、梅林よつば保育園として4年目に突入していきます。一歩一歩大切に、日々楽しみ、幸せをかみしめながら、常に感謝の気持ちを忘れずに行きたいと思っています。

どうぞこれからも、梅林よつば保育園が、皆さまの信頼に値する園でいられるよう、園長として努力し続けられる自分でありますように。皆様のご協力、今後ともよろしくお願い致します!

 

 

ジャッジをする!

先日お越しいただいたご見学者さんとのお話と、最近の子ども達を見ていて気付かされた事を書かせて頂きます。

 

ちょうどその日は、みつばクラスさんが、屋上で遊んでいました。

その時、ふざけて少し危険な様子がありましたので、職員が園児を叱っていました。

その様子をご覧になられたご見学者さんは、「ここはきちんと叱ってくれるのですね~!」と感心して頂いたのですが、聞くとその方のご近所の園では、園の方針として子どもを叱らないとか。そして、その方針に、大変な疑問を持たれていたそうなのです。

私も、園長としてもですが母として、子どもを叱らないという方針を取っているというのは、大変な疑問を感じました。

 

様々な「育児書」と言われるものにも、『子ども達の自主性を尊重する!』であったり、 『1回叱ったら10褒めなさい!』であったり、『「~しなさい!」といった命令口調、「ダメ!」といった否定言葉は、使ってはいけない』というような事が、まことしやかに書かれています。

しかし、保育の現場で子ども達を見ている中や、小学校の行事や外出先などで、子ども達の自主性を尊重することにとらわれ過ぎて、傍目には「わがまま」な子どもさんだなぁと感じる場面があったり、自分が一番!になりすぎて、周囲から浮いていると感じるお子さまもいたり、他人に迷惑をかけている事を自覚出来ていないお子さまがいます。

確かに、子ども達の自主性こそ、子ども達のやる気スイッチですから、とても大切で、尊重してあげたい事です。

しかし、素晴らしい存在である子どもですが、子ども=経験が少ないので、まだ未熟であるという認識も忘れてはいけません。子どもですから、理性より感覚で生きています!

また、一度覚えた事や出来るようになった事も忘れますし、継続していないと出来なくもなります。語彙もまだ少なく、自分の言いたい事を正確に表現する力もありません。記憶もあいまいで、「昨日ね~」も、本当は半年前の出来事だったりする事も良くあります。

「我が子の言い分は、全て正しい!」と、信じる心も大切ですが、相手がいる場合は、様々な角度からの情報収集をしないと、真実に近づけない事もあります。

私達に、毎日感動を与えてくれ、心を奮い立たせてくれる素晴らしい宝物達ですが、まだまだ一人前ではありません。

だから、私達大人がいるのです。

 

私達大人の役目は、子ども達の行動に対してのジャッジをする事だと私は思います。

例えば、冷たいものの食べ過ぎでお腹をこわしている子どもが、それでも「ジュースが飲みたい!アイスが食べたい!」と言っていたとして(=自主性の主張)、それは尊重してあげなければいけませんか?

これは非常に分かりやすい例えです。何故かというと、健康面や安全面については、何よりも最優先しなければ、命の危険がある問題だからです。

 

では、情緒面や社会面の問題になるとどうでしょう。

これは、やはりご家庭の影響が非常に色濃く出て来ます。

そのご家庭が、「自主性」に重きを置いているのか、「社会性」に重きを置いているのかは、お子さんを見れば一目瞭然という場合もあります。

でも大半の方々は、どちらも上手にバランスを取ろうとしていらっしゃいます。

私自身も「自主性」も「社会性」も、どちらのバランスも大事だと思うので、日々、子ども達の取る行動や、投げかける課題に対して、迷いながら、悩みながらジャッジしています。でもそれでいいのだと思います。

本当は嫌だけど(←本音です)、大人は悩んで迷いましょう。子どもが主張する事だけで、ジャッジしてしまわないように気を付けましょう。

子どもは「〇〇したい!」と言っているけれど、健康的に考えてこれはいいのかな?

社会的に考えて、これはいいのかな?これで傷つくお友だちはいないかな?これで迷惑をかける人はいないかな?

 

私達も迷った時は、他の先生に相談します。即答して、間違えていると大変なので、「ちょっと待っててね!」と、子どもを待たせる場合もあります。

保護者の方々も、どうしても迷った場合は、ご夫婦で話し合われたり、職員に相談して頂いたり、お友だち同士で相談しあったりして下さい!そうやって、育児が上手になっていくことを信じて、一緒に顔晴りましょうね\(^o^)/

 

 

いじめについての理解

私が最も尊敬する方の中に、夜回り先生こと「水谷修」先生がいらっしゃいます。

夜回り先生は、1983年に横浜市立高校の教諭となられた後、定時制の高校の先生になられます。2004年9月に辞職されましたが、在職中から継続して現在も、子ども達の非行防止や薬物汚染の拡大防止のために、「夜回り」と呼ばれる深夜パトロールとメールや電話による相談を行い、講演活動のために全国を駆け回っていらっしゃいます。

 

私も子育てを通じて先生の著書と出会い、次男の妊娠中には講演会にも行かせて頂きました。講演会中には、会場中どこを見渡しても泣いている方々ばかりというほど、非行に走らざるを得なかった子ども達を取り巻く環境の悲惨さや、夜の社会の恐ろしさ、強欲さを、リアルに実感できる、大変印象深いものだったと記憶しています。

 

その水谷先生の最新刊「いじめを絶つ」を、昨夜読ませて頂きました!

今、私の関心事の中でも、かなり高い地位を占めているのが「いじめ」の問題です。

教育委員会の対応の悪さやシステムの不完全さなどに怒りを覚えた事もありましたが、この著書を読ませていただいた事で、私自身の「いじめ」への理解度が上がりました。

 

物事に対して、本当に効果的に動こうと思ったら、その物事の本質を理解しなければいけませんね。私自身、いえ。日本中、世界中の方々が、この世から「いじめ」を無くしたいと思っているはずです!

文字通り「いじめを絶つ」ためには、「いじめ」を知らなければなりません。そしてこの著書には「いじめ」の定義がしっかり示され、そして「いじめ」を無くすための方法が書かれていました!

 

水谷先生の書かれていたほど、劣悪な環境だけで「いじめ」が発生するものでない事を感じます。もっともっと簡単に、「いじめ」は私達のすぐ隣に入り込んできます。

だからこそ、「いじめ」を無くしたいという方々は、ぜひこの著書をご一読下さい!きっと今の私と同じように、誰かにオススメしたくなるはずです。それほど、心を動かされた一冊となりました!

運動会!無事終了しました!

10月6日(土) 第3回 梅林よつば保育園 秋の大運動会が、無事に終了致しました。

今日は、2名のお友だちが、風邪やご都合で参加できませんでしたが、元気いっぱい\(^o^)/ 笑顔いっぱいの、とても楽しい運動会となりました。

朝早くから集合し、テントを建てたり、公園の整備などにご協力いただいたお父さん達。

小さい弟や妹を抱えながら、親子競技に参加して下さったり衣装作りにご協力頂いたお母さん達。

遠方より駆けつけて頂いた、おじいちゃん、おばあちゃん達。

親戚の皆様。

全ての保護者の皆様。

連日、忙しい中でも、子ども達のためにと一生懸命取り組んでくれた職員一同。

そして何より、梅林よつばの子ども達!

本当に本当にありがとうございました<(_ _)>

 

梅林よつば保育園の目指す

 1.子ども達の成長のために

 2.職員の喜びのために

 3.保護者の安心のために

というテーマが、今日一日でフルに発揮された一日となりました。

 

何より、保護者の皆様も職員も、そして子どもたち本人も、去年から一年たった時間での成長を心から実感いただけた一日になったと思います。

先ほど、運動会の反省会が終了致しましたが、職員の口からは「〇〇ちゃんが、泣かなかった!」「〇〇くんが、しっかり踊ってくれた!」「〇〇くんが、悔し泣きをしていた!」と、喜びの報告が続々上がって、また来年への課題も見つかり、ますます張り切って来週からの毎日に向かっていけそうです。

 

園長としては、大きなケガもなく、子ども達が日ごろの成果を発揮出来た事が何よりの喜びでした。

これからも、職員一同が一丸となって、可愛い子ども達の成長のためのお役に立ちたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

 

 

言葉の影響力

今年は、「言葉」というモノについて、非常に注目している園長です。

何故かというと、自分の選ぶ言葉一つで、様々な物事が上手くいったり行かなかったりと、出来事に非常に大きく作用するものだからです。

 

中でも「斎藤一人」という方からの影響は非常に大きいものでした。

毎月発行させて頂く「園長だより」の9月号にも書かせていただいたのですが、「天国言葉」と「地獄言葉」という解釈が、私の心の中にはすーっと入ってきたのです。

様々な方との出会いが多くありますが、私が「素敵だな~!」と感じる方というのは、本当に素敵な言葉を遣っていらっしゃいます。

例えば、「仕事」を「志事」と書かれます。

「働く」を「傍楽」と書かれます。

「頑張る」を「顔晴る」と書かれます。

「写真家」は「写心家」と自認されています。

「お疲れ様」ではなく「わくわく様」や「お楽しみ様」というやり取りをされます。

 

これらは、ただそう書いたり言ったりするだけではなく、自分の取り組む仕事に対しての敬意から、仕えるのではなく、自らの意志で志す事という気持ちを込めていらっしゃいます。

働くという事に対しても、一緒に働く仲間に対しての想いから、傍で!楽しく!共に!一緒に!という思いが込められています。

血と汗と涙のド根性で頑張るイメージから、ニコニコと楽しそうに顔が晴れやかであることこそ、成果につながる努力ではないかというメッセージが込められています。

 

一文字一文字の解釈が違うだけでも、同じ事に取り組む気持ちが変化する!言葉ってすごいパワーを持っている事を実感させてもらっています。

 

その様に「言葉」に着目している最近、園児の一人から、またとても素晴らしい気付きを頂きました!

先日、公園まで運動会の練習に行っていた時の事。

夏の太陽と、たっぷりの雨のおかげで、公園までの遊歩道は、今やぺんぺん草やねこじゃらしなどの雑草が生い茂っています。そこを歩きながら、ある年少さんとお話していました。

この道は、ミミズが良く這っている道なのですが、

「せんせい!○○(その子の名前)ね~、ミミズ・・・」私はこの時点で「ミミズ、嫌いなんよ!」と来ると思っていました。するとその子は「ミミズ、にがてなんよ~。」とお話してくれたのです。

大した事ないお話の様に感じられるかも知れませんが、年少さんの語彙の中に「きらい」ではなく「にがて」という言葉が入っていた事に、驚きを隠せませんでした。

イメージでいうと、「きらい」だと切れ味鋭い刃物のようですが、「にがて」だと手で振り払う程度のようだと思いませんか?ミミズさんも、それほど傷つかなくてすむように感じましたし、これがもし、人(お友だち)相手であれば?と考えると、攻撃的な言葉を覚えて遣うよりも、相手を包み込むようなソフトな言葉を覚えて遣ってもらいたいものだと感じた次第なのです。

 

言葉は毎日使うものです。その言葉の使い方で、周辺との人間関係が見えてきます。

攻撃的な言葉を使う方とお話しするときには、何となく緊張感が漂います。

逆にいつも温和な言葉を使う方とお話しするのは、楽しみでワクワクします。

特に子ども達の口から、漏れ伝わる言葉というものからは、ご家庭が見えてきます。保育園での生活が見えてきます。

 

確かに家庭でのご様子が筒抜けの様で「こわい~!」と感じる事も多いのですが、だからこそ、一言一言に意識を置いて発してみましょう!私の今年の課題も、まさにコレ!!

自ら発する言葉を、ポジティブだけでなく、相手を懐深くまで受け入れて癒して差し上げる事を目指していきたいと思っています!

 

 

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