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これまでの園長だより

ありがとうございました!

一週間にわたる公開保育、そして今日一日に込められた参観日に、多数お越しいただきまして、本当にありがとうございました!

 

一学期に一度ずつ、お子さまの成長を目の当たりにしていただく機会を設けたいと始めた「公開保育と参観日」ですが、いかがでしたでしょうか?

 

一般的には「保育園」というと、「保育に欠ける子」が預けられる場であるという定義があります。

しかし、当園に来ている子ども達には「保育に欠ける子」が入園する場所という定義を、無視して入園頂いております。

 

大分薄れては来ましたが、戦後復興における政策として、男性は外に出て働き、女性は家庭を守る。それによって、経済の発展・成長を遂げて来た日本。その為に三歳までは母親と過ごすべきという、いわゆる「三歳児神話」なるものが、まことしやかに浸透していました。

しかしながら、現代では、ご近所の力というものが薄れました。

核家族が増加しました。

それによって、子どもが地域の宝であるという風土が消え、孤独の中で育児をせざるを得ない状況が増えました。

 

昔は、育児での悩みを、祖母や祖父が手助けし、ご近所全体で子ども達を見守る「安心の目」がありました。

私自身も、孤独の中での育児で悩みを抱えましたので、相談相手やお友だちの存在が、どれだけ育児において大切かを実感しました。

 

私は目の前の子ども達を見るにつけ、保育園の定義を早く変えて欲しいと思います。

「保育に欠ける子」だけが、保育園に入る時代は終わったと思います。

 

ご近所の力が薄れ、核家族が増えている現代だからこそ、安心して子ども達が社会性を育んだり、人間性を身に付ける場として定義するべきだと思います。

「早くから保育園に預けるのは可哀想だと思って・・・。」という言葉を今だに聞く事がありますが、目の前の子ども達を見て「可哀想」という言葉は、私には一切当てはまらないと感じています。

とても伸び伸びと、新しい事を知る・出来る・感じる事への喜びでいっぱいの子ども達だからです!

むしろ、子ども達の可能性を、伸ばすのに適した場だと感じます。

 

いつも子ども達にとって「まだ早い!」として、チャンスを奪う事の方が罪なのではないか?

そんなことまで感じてしまうほど、子ども達は貪欲に「次は?次は何をさせてもらえるの!」という積極性に富んでいます。

 

子ども達の自立のため、どんどん外の世界へ跳び立たせてあげてください。私達はこれからも、そのための環境作りに、精一杯努力をして取り組みたいと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました☆彡