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これまでの園長だより

いじめについての理解

私が最も尊敬する方の中に、夜回り先生こと「水谷修」先生がいらっしゃいます。

夜回り先生は、1983年に横浜市立高校の教諭となられた後、定時制の高校の先生になられます。2004年9月に辞職されましたが、在職中から継続して現在も、子ども達の非行防止や薬物汚染の拡大防止のために、「夜回り」と呼ばれる深夜パトロールとメールや電話による相談を行い、講演活動のために全国を駆け回っていらっしゃいます。

 

私も子育てを通じて先生の著書と出会い、次男の妊娠中には講演会にも行かせて頂きました。講演会中には、会場中どこを見渡しても泣いている方々ばかりというほど、非行に走らざるを得なかった子ども達を取り巻く環境の悲惨さや、夜の社会の恐ろしさ、強欲さを、リアルに実感できる、大変印象深いものだったと記憶しています。

 

その水谷先生の最新刊「いじめを絶つ」を、昨夜読ませて頂きました!

今、私の関心事の中でも、かなり高い地位を占めているのが「いじめ」の問題です。

教育委員会の対応の悪さやシステムの不完全さなどに怒りを覚えた事もありましたが、この著書を読ませていただいた事で、私自身の「いじめ」への理解度が上がりました。

 

物事に対して、本当に効果的に動こうと思ったら、その物事の本質を理解しなければいけませんね。私自身、いえ。日本中、世界中の方々が、この世から「いじめ」を無くしたいと思っているはずです!

文字通り「いじめを絶つ」ためには、「いじめ」を知らなければなりません。そしてこの著書には「いじめ」の定義がしっかり示され、そして「いじめ」を無くすための方法が書かれていました!

 

水谷先生の書かれていたほど、劣悪な環境だけで「いじめ」が発生するものでない事を感じます。もっともっと簡単に、「いじめ」は私達のすぐ隣に入り込んできます。

だからこそ、「いじめ」を無くしたいという方々は、ぜひこの著書をご一読下さい!きっと今の私と同じように、誰かにオススメしたくなるはずです。それほど、心を動かされた一冊となりました!