2011年1月12日 10:28
1月8日・9日の二日間で、東京に行ってきました。それは、日本経営教育研究所主催の「新春セミナー」に参加するためでした。6名の方々の講演を、1人1時間半、合計9時間たっぷりと受講させていただきました。
時間だけでなく内容が非常に濃く、大変に充実し、一年間を乗り切れる充電をたっぷりとさせていただけた気がします。
セミナーや講演会で得た情報・知識・また疑似体験などで心が豊かになったのに、実践し形に変えなければ、聞かなかったのと一緒です。そこで私は、今回のセミナーで得た知識・感動を、この「梅林よつば保育園」での保育や子育てを通して、実践していく覚悟を決めました。
このセミナーのテーマは「未来への挑戦 日本人の誇りと伝統 ~ 子どもたちに夢と希望を 次世代への自覚と責任」というものでした。
今の日本には閉塞感が蔓延しています。政治には期待できず、かといって今の不景気・就職難・待機児童・教育問題などなどの解決策も見当たりません。でも、私たちは日本人です。人の親です。大人です。
決して他人事では済まされません。我々の責任で、この状況を打開しなければなりません。
6名の方々は、年代も性別も国籍も職業も違います。しかし、お話の内容は大変共通していました。それは、これからの日本に必要な人材のお話です。まず私たち大人が、その様な人材になること。そして、私たちの子供がそういう人材になることが、必要不可欠なのだと感じました。
では、どのような人材が求められているのか。前回の「新年のごあいさつ」の中で「私ならどこへでも行くし、どんな状況でも頑張れます!」という人材が求められているのではという事を書かせていただきましたが、正にその様な人材です。
今までの日本の経済社会の構造が「大量生産」で来ましたから、みんな同じが大切だったのです。そして、そこに個性は求められませんでした。個性はある意味邪魔だったのです。そう「普通・標準・常識・同じ」が大事でした。
でも「標準」は変わりました。これからもドンドン変わり続けます。だから、今までの価値観を変えなければいけません。もう「標準」を追い求める時代ではないと。これからは「独自性」の時代です。
誰かのマネ、誰かの歩いた道を行くはたやすいです。でも、そこには「情熱」「夢」「あきらめない力」は必要ありません。でもそんな「妥協」「マネ」「あきらめ」が、今の世の中の閉塞感などの悪循環を生みだした諸悪の根源なのです
「やっても無駄」「どうせ無理」「努力はかっこ悪い」「そこそこやって、そこそこの生活」「みんなと違うのは変」よく気軽に口にします「普通が一番!!」と・・・
でも子供たちは違います!もともと人間は、高みを目指すように生まれています。
「これやりたい人ー?!」と問うと、すぐに「はーい
」我先にと手を挙げるのが子供たちです。
何かが出来ると振り返り、世の中の全てを手中にしたような得意満面な顔で「見てー!!
」と自慢するのが子供たちです。
子供たちは、諦め方・妥協の仕方なんて知りませんし、これから先も教えてはいけません。
改めて決意したこと。それは、「梅林よつば保育園」は子育てをする環境になろうという事です。
子育ての目的は、人間として自立させることと経済的に自立させることです。ですから、今すぐに結果が見えません。20年後のために、今学ばせる環境を提供します。
では何を学ばせるのか?それは、人から社会から求められる人材になるための方法です。それは「0から1を作り出せる人材の育成」です。大量生産はいわゆる「1を10に。10を100にすること」ですが、これでは前述したように個性はいりません。でもこれからは、無から有を生み出す力が必要です。そのためには
1.人がやったことがない事を、やりたがる人
2.あきらめない人
3.工夫する人
が必要とされます。
この様な人材を育成しようと思ったら、この子たちの将来への責任を感じながら「今」を育てなければならないということです。つまり、先々で必要となる力を、今からコツコツとつけておくための経験です。失敗すること。痛いこと。失敗を乗り越えて成功を積むこと。楽しいこと。嬉しいこと。いっぱいいっぱいです!
ですから「梅林よつば保育園」は、「保育=子守り」の定義を超えて、子供たちに経験を与えようと思います。それも一重に、私たちが認可外でやっているから出来ることだと感謝しています
保育園の保護者の方々には、さらに詳しい内容のプリントを発行させていただきます。
ホームページをご覧いただいている保護者の方々には、1冊の本をお勧めします。今回の講師の一人「植松努(うえまつつとむ)」氏 (株)植松電機 代表取締役の著書 「NASAより宇宙に近い町工場」(ディスカヴァー・トゥエンティワン出版)です。今回受講した講演の内容が凝縮されています。
「どうせ、無理…」廃絶宣言!ということで、自分の生き方を振り返ると共に、子育てにも世の中を分析するにも、大変役に立つ書です。DVDも出ています。「君なら出来る ~夢は僕らのロケットエンジン」です。こちらは、講演会そのもののようですから、講演にいかずとも素晴らしい植松さんのお話に触れることが出来ます。
私の義理の弟は、宮崎県で高校教師をしています。甲子園に出場することを夢みて、断酒をし、生徒たちと一緒に上記のDVDを見て涙しているそうです。(カズ君、頑張れー
)
とにかく今年は、去年より成長しましょう!やったことがないことに、チャレンジしましょう!そして何があってもあきらめずに手にしましょう!
「失敗したらどうする?」あきらめずにやりかたを変えましょう。工夫しましょう。やりたいことは手にしましょう!好きなことは続けましょう!
そうやって、私たちの国「日本」を元気にしましょう
「伊達直人」を現象で終わらせないようにしましょう。「日本もまだまだ捨てたものじゃない!」と、多くの方々が感動したはずです。でも本当は、誰でも人を感動させる力があります。
今回の講師の一人、Sarah Marie Cummings さんも言われました。「日本は資源に乏しいといわれるけど、日本の一番の資源は子供たちです!」と。心から共感させられました。
「夢」とは、大好きでやってみたいこと。
「仕事」とは、社会の役に立つこと。
私の夢は、全ての子供たちが自分の「夢」をつかんでくれることです
「夢」と「仕事」が一緒でもいいと思うし、別々でもいいと思う。どちらも非常に大切なことですから・・・
そのために今日から出来ることをまずは二つお願いします。それは、子供が好きで取り組んでいる事。読んでいたり書いていたり作っていたり、先々につながることは、取り上げないことです。
それから、「失敗したらどうするの?」と、子供にいわないことです。「失敗したら一緒に考えようね」「出来ること信じてるから、最後まで頑張ろうね!」と寄り添う事です。
この二つが、夢を大切にする心と、あきらめない心を育みます。一緒に頑張りましょうね