よつばっ子は、自分の凄さを知っています♪
今日は、よつばAクラスさんとの「お別れ会」でした。
みんなでゲームをしたり、プレゼントやメッセージの交換をしたり、寂しいけれど温かい時間を過ごしました。
でも、先生一人一人からAさんに向けた言葉を聞いていると、ついもらい泣きしてしまいました。
成長が嬉しい気持ちと、別れが寂しい気持ちとで、ここ数日はおセンチになり過ぎて困りものです。
そんな私にも、最後の最後で卒園児に向けての祝辞の順番が廻ってきましたので、私の子どもの頃のお話をさせて頂きました。
私は公立保育園に通っていました。毎日、お絵描きをしたり粘土で遊んだり、鉄棒や雲てい、そして本格的なドッヂボールばかりやっている保育園でしたから、いつも手のマメがつぶれていたし、転んで擦り傷が無い日も無かったと思います。
当時は給食ではなく、毎日母の手作りお弁当だったのですが、好き嫌いが多かったし食べる事への興味がいっさい無かったため、いつも残していたな~という記憶があります。唯一食べられたのは、母が作るタマゴロールサンド。母には、食べ物の事では本当に苦労をかけたと思います。
またお昼寝の時間が大嫌いで、いつもお友だちにちょっかいを出していたので、「さっちゃん!!」と先生に叱られて立たされていた記憶もあります(笑) そのせいで、いつも夕飯の最中にこっくりこっくり船をこぎ、母に叱られてもいました。叱られてばっかりです。。。
それから、以外にも繊細で、今思えば「自家中毒」でしょっちゅうお腹が痛くなり、泣きながら嘔吐していた記憶もあります。そのせいもあって、食べる事が嫌いになった所もありました。
しかも、卒園式の前に、名古屋から北海道に父の転勤で引っ越しがありましたので、卒園証書も卒園アルバムもありません。
何だか、今の梅林よつば保育園の園児達とは程遠い所の幼少期だったと思います。
そんな手のかかる「さっちゃん」は、たった一人で遠く北海道の小学校で入学式を迎えました。最初の担任の先生は、男の先生でしたが、とっても優しくて大好きな先生でした。あっという間にお友だちもいっぱい出来ました。仲良しのお友だちと一緒に食べる給食は、不思議と美味しくて、残す事もなくなりました。学校から帰って遊びに出ると、母との約束を忘れて遊びまわり、叱られる所は変わりませんでしたけど。。。
そう。今年のよつばAクラスさんは、本当に見事にばらばらの小学校へと入学していきますので、一人も知っているお友だちがいなかったりします。でも、「物怖じ」しなければ、きっと大丈夫です!
「物怖じ」は、自信の無さからやってきます。
ですから、改めて「あなたなら大丈夫~!!!」って、心から信じている事を言葉として伝えました。
ですが、子ども達自身が一番知っているようです。何を?
「私は大丈夫!!!」って。
なぜなら、この保育園で、友だちを作る事より難しい事を乗り越えて来たからです。
跳び箱10段へのチャレンジの方が、よっぽど怖かったからです。
立ちブリッヂで頭を打ってしまう恐怖心に打ち勝つ方が、よっぽど大変だったからです。
今日、お別れ会で子ども達にお話ししましたが、受け止める子ども達のニコニコ笑顔の表情を見て、改めて子ども達の乗り越えて来た事の凄さを思い返した次第です。
昨日は、卒園児の保護者さんと、ホールで跳び箱にチャレンジしました。あるママさんが、何と12段を跳ばれたんですよ☆彡 3回チャレンジして、11段を跳ばれた方もいらっしゃいます。凄いですよね!!!!!
でも「やっぱり跳び箱が目の前に迫って来ると怖いわ~!」と仰られていました。
もし、よつばっ子達がどれだけ凄い事をやっているのか、フッと疑問にかられる方がいらっしゃったら、ぜひ私達と一緒に跳び箱にチャレンジしてみませんか?
改めて子ども達の凄さに、尊敬の念すら抱いてしまうと思いますよ♪