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これまでの園長だより

メンタルケアをスタートします☆彡

明日で広島の土砂災害から、一カ月が経ちます。

NPO法人HUGとして、地域のニーズに応じて、土砂の撤去などに携わらせて頂きましたが、今からはメンタルケアが必要になりそうです。

なぜなら、これほどの衝撃を受け止められるほど、私達の心のダムは大きくありません。悲しみや苦しさ、やるせなさや不安でいっぱいになり、今にも溢れてしまって当然です!

今こそ心のケアが必要だと感じています。

そこで、休日の梅林よつば保育園のスペースを、メンタルケアのために開放します!

用いるのは『バッチフラワーレメディ』と『アロマタッチ』です(*^。^*)


『バッチフラワーレメディ』は、飲んで効果を発揮する、気持ちのお薬とでも表現しておきましょうか。私もかつて、助けて頂きました!

こちらは、広島でフラワーレメディの相談や講座をされていらっしゃいます、三十八花堂の保田麻月子先生にバックアップ頂きます(^○^)

例えば、

・理由もなく胸騒ぎがして、不安がぬぐえない方。

・「〇〇になったらどうしよう」「〇〇が怖い」など、具体的な恐れがある方。

・肉体的、精神的な疲労に。目の前の事に一生懸命で、中々気付けていない方。

・自分を責めている方。「普通の生活をして申し訳ない」「なぜ私は助かってしまったんだろう。。。」などにも。

・パニック的な恐怖。災害の映像がフラッシュバックする。

・心に受けた強い衝撃を緩和したい方に。

・緊張状態が続いている方に、ひとまずリラックスするため。


フラワーレメディには、禁忌事項が一切ありませんので、赤ちゃんでも妊婦さんでも、お薬等を飲まれている方や動物にも使えます!

保育園の入り口に、フラワーレメディのパンフレットを置いておきますので、ぜひお手に取ってみて下さい。



『アロマタッチ』には、友人である薬剤師の横田麻衣さんのご協力を頂き、ハンドマッサージや脊柱のマッサージ等でリラックスして頂き、不安や不眠の解消などにお役にたてると思います。


ひとまず

9月23日(火) 秋分の日

14:00~

梅林よつば保育園

にて、無料で提供させて頂きます!

ご希望の方は、園長までお声をかけて下さいね♪

感謝☆彡

今日はお礼を言いたい方々がたくさん居過ぎるのですが、直接お礼を言えなかったので、こちらから失礼いたします。


まずは、保育園の目の前が被災地となった今という時に、文字通り飛んで来て下さいました八田先生、有難うございました!

八田先生の講演を聞かれた保護者の皆様の、晴れ晴れとした表情に「やはりこの講演会を開催して良かった~!!」という確信を改めて得ました!

というよりも、絶対に講演会を開催した方が良いという確信は、私の中には既に先週から有ったのです。

まさに被災から三日後、保育園を経った一日再開した次の日からの東京への研修参加の方が、かなり迷いました。

しかし、全てにおいてのパートナーである主人が「こんな時だから行って来い!!」と背中を押してくれたので、正直目の下にクマを作りながら行った訳です。

そうしたら、今日の講演にご参加された方々と同じように「やっぱり来て良かった!!」と心から思える実体験をしたので、自信を持って保護者の皆様に「絶対に来て!!」と言う事が出来たという訳です。

ですから、「こんな時に東京なんかに行ってどうする?」と言わずに「行け~!!」と言ってくれた主人と、その間に子ども達を見てくれた義妹両親、そして快く送り出してくれた子ども達にも感謝です。

もちろん留守を守ってくれた、職員にも大感謝です!!

職員は、私がどんどん色々な事を決定していくので、大変に戸惑い困惑していた事と思います。

被災しました→明日一日で泥をかき出すぞ!→保育園を再開します!→一日10名まで一時保育を受け入れます!→卒園児も受け入れます!!→ボランティアも受け入れるよ!→テレビの取材も受けるよ!!

八田先生ではありませんが「返事は『YES』か『はい!』しかないのか~?」と言いたい気持ちを、職員はグッとこらえているんじゃないですかね(笑)

でもこの園長は、一度言ったら絶対にやってしまう人なので、本当に職員は良くやってくれています。超慎重派の園長先生のもとの職員よりも、絶対に保育士としての腕は上がっていると思いますよ♪

ですから、大切な職員にも、絶対に元気になってもらいたかった!!

やっぱり梅林よつば保育園に勤めて良かった~!!

と思ってもらいたかったのです。

午後からの職員研修で、八田先生に「保育士」という仕事がどれだけ最幸な仕事なのかを教えて頂き、継続のさせ方や、自信の付け方まで教わり、勇気100倍、元気モリモリにして頂き、もう少し無茶をしても大丈夫かな~(ウソです!)という位の秘訣を伝授頂きました!


その研修も、お忙しい中お集まりいただきましたボランティアの皆様のおかげで、受ける事が出来ました!

ボランティアの皆様、心より感謝いたします!!

皆様の貢献の精神が、本当に有り難かったです。皆様に作っていただいた貴重な時間を使って、我々も更に成長させて頂くきっかけを得ましたので、これをまた大切なお子さまの成長に変えて、おかえしさせて頂きたいと思います。


そして最後になりましたが、お集まりになれなかった方々

「来てくれなかった。。。」と責めてなどいませんよ。

皆様のご事情は、承知しております。

ですから、改めてまた、八田先生の保護者講演会を開催したいと思っています。

どうぞその際には、今回の分も期待に胸を膨らませて、来て頂けると嬉しく思います。


改めて今思う事。

この地域復興の鍵を担うのは「幼児教育」です!

梅林よつば保育園を通して繋がっている、職員・保護者・そして地域の皆様と共に、この子ども達が地域を救う存在なんだ!日本を支える人材なんだという認識を持ち、だからこそわれわれ大人が、これからも一緒に学び合い、支え合い、成長し合える環境を作っていきたいと思います!

今後ともよろしくお願い致します。



子ども達の様子について

気付けば、あの土石流の発生から一週間以上が経っていました。

早かったのか、長かったのか、不思議な時間が流れました。


不幸中の幸いにも、当園の園児及び卒園児は、全員の安否が確認され、何とか二日後から保育園をスタートさせて頂きました。

そして、昨日からは、卒園児の一部も受入れて、益々賑やかな毎日になりました。


さて、子ども達の園内での様子ですが、大変元気です!

今の所、園内でナーバスな様子や気になる様子は、さほど感じられません。

子ども達は、お友だちと一緒に同じ時間を過ごすことで、窓の外の惨状はさほど気にしない時間を過ごせているのだと、見て取れます。それは、大人の私たちも同じで、子ども達と楽しい時間を過ごしている時は、不謹慎かもしれませんが、きれいさっぱり頭の中から不安や心配、悲しみが吹き飛んでいるのです!

そこは、子どもの持つ生命エネルギーの高さの、しかも集合体なので、この空間にはとてもとても助けられています。


しかし昨日、うっかり夕食の席で、私もとうとう涙をポロリとしてしまいました。その瞬間に子ども達の顔色が変わり「お母さん?!」となってしまい、主人が慌てて「お母さんは、ワサビが目に浸みたんだよ~!!」と誤魔化してくれたのですが。。。

末娘は、私の背中をいつまでもトントンと優しくなでさすり、長男も次男も私の両サイドに立ち、長女は実際にその場になかったワサビをサッと冷蔵庫から出してきて、つじつまを合わせるという大人の対応をしてくれたりして、私は「しまった~!!」と大後悔しました。

今日、小学校の方から、学校カウンセラーによる子ども達の心のケアをスタートしますというメールを頂きましたが、どれだけ周囲から心のケアを施していったとしても、一番大好きなお母さんが打ちひしがれ、背中を丸め、立ちあがれずに泣いていたとしたら、子ども達の顔から笑顔はなくなるでしょう。

改めて確信しました。子どもという生き物は、どれほど過酷な状況におかれたとしても、お母さんの顔に笑顔がある限りは大丈夫!

だけど、お母さんの悲しみや涙は、子ども達の心を恐怖心に変えるのだと。。。


とは言え、この状況です。

一生懸命頑張って、この地で生きて来た大人達にとって、今の状況は過酷過ぎます。

溢れだした感情を押し殺したら、心が壊れてしまいます。

だから、子ども達に隠れて、一緒に泣きましょう!

これからの不安や心配、悩みやグチなど、いっぱいいっぱい言いあいましょう!

私だけじゃないっていう気持ちの共有が出来たり、溜めこんでいた不安を口にする事で、改めて自分自身の本音に気付けたりして、それが案外、胸のつかえをとってくれたり、泣いてスッキリ出来る事もあると思います。

そして、色々な人と悩みを共有する事で、もしかすると、その悩みに対しての新しい提案が生まれるかもしれませんよ。

子ども達は、私たちが安全に見守りますので、お子さまの命の心配はしないで、他の悩みを共有しましょうね。


一人一人が「それぞれに出来る事を!」

20日未明に発生した土石流によって、見慣れた風景が一変し、まるで違う世界にいる様な6日間。

止まってしまうと進めなくなりそうで、私たちだからこそ出来ることにフォーカスして動いてきました。

本日、登園されてきた方が目の前の山を観て「テレビで見るのと全然違う!!」と愕然とされていましたが、本当にそうなのです。

もしかすると311を経験した日本人は、その後も頻繁に起こる、洪水や土石流などの被害をテレビなどで観過ぎて、慣れてしまった感も否めません。

しかし肉眼で目の当たりにすると、本当に絶句する程の光景です。


私達も、20日当日は、どうしていいか?何から手をつけていいか分からず、とりあえず午前中で帰宅し、翌日からの作業のために道具の買い出しや自宅の周辺の清掃に没頭しました。

そんな中、住所を聞いて心配した方々から、電話やメールなどがかかりだし、その対応にも追われました。

でもさすがに、311を経験した東日本方面の方々の心配りは凄いと感心しました。電話がつながると、安否確認さえ取れれば、ぱっと電話を切られるんですね。大切なケータイ電話の充電が減るのを、とっても心配しての事だと、後から連絡してくれました。

また何も言わずに、飲み物や子供用のマスク、お米、タオル、靴などを、サッと送って下さったり、遠方から来て下さったり。

ただただ感謝でした!

そして20日には、よつばっ子のパパさん達や近隣の方々が、スコップ片手に駐車場の泥かきをして下さり、土嚢袋1000個分に匹敵するであろう泥を、綺麗にする事が出来、21日からの保育園再開にこぎつける事が出来ました!


また23・24日には、我々NPO法人HUGの呼びかけに応じて、ボランティアに非常にたくさんの方々が集まって頂き、誠に感謝しております。

現在、また来週にボランティア活動を計画しておりますので、大丈夫な方はぜひお越しください!

改めて、詳細はご連絡差し上げます。


と書いてしまうと、ボランティアに行かない事が「悪」ではないか?

行けない事に罪悪感を感じるなどと、なりかねませんが、決してそんなことはありません。

今こそ大切なのは、一人一人が「自分に出来る事!」をするだけです。

避難所には、小さいお子さんに、絵本の読み聞かせをしてくれるおばあちゃんがいました。

避難所の子ども達に、手遊びを教えに来た女子学生がいました。

近隣の老人ホームさんが、いち早くお風呂の無料開放を始めました。

床屋さんが、シャンプーの無料サービスを始めました。

そのだ動物病院は、患者さんのペットの受入れに奔走し、現在トレーニングルームで面倒を観ています。

身体が使える方はスコップを手にし、そうでない方は自分が出来る事を始めています。ボランティアのお兄さん達に、お茶でも飲んでいきなさいと、ご自宅前でお茶を配るおじいちゃんがいました。

そして私たち、梅林よつば保育園が出来る事は「保育」なので、一時保育の受け入れも始めさせて頂きました。

大げさな事でなくていい。自分に出来る事から始めましょう!


そして何より、私たちが今携わっているのは、子ども達です。

私はこんな時ですが、23~24日にかけて、実は東京に出張し、園長シンポジウムやセミナーに参加してきました。

正直、行くのを止めようと思いましたが、その様な学びを得る事も、園長の役割だと背中を押してもらったからです。

そしてやっぱり、行って学びを得た事が、今の私に出来る事だと気付かされました。


金髪でピアスをいっぱい耳にぶらさげた若者たちが、スコップ片手に泥だらけで山から下りて来ました。

そうかと思うと、火事場泥棒宜しく、マスコミやボランティアを装って空き巣に入る不とどき者もいます。

この大変な惨状を目の当たりにして、なぜ人を助ける方に動く人間と、人を貶める方に動く人間が分かれるのか?

人の心に「正義」というものを、どの様に教育していくのか?

家庭と学校と社会の中で、どこが一番重要でしょうね。

これは今後の日本にとっても、最重要課題になっていきますよ。


大惨事に見舞われた安佐南区八木・緑井地域です。

梅林よつば保育園に通う子ども達は、この惨状を目の当たりにしていきます。

そんな時だからこそ、我々大人が、子ども達にどのようなケアをしていくのか?

どの様な言葉をかけ、何に気をつけて育てていけば良いのか?

そこを今週末、30日に八田先生は、「今まで以上のパワーで広島に答えをお届けします!!」と、私に宣言して下さいました!

今こそ私たち親が、子ども達にかける言葉や、子ども達の何に寄り添い、どこから自立させたら良いのかを学ぶ必要があると感じました!

その学びはどこから得るのか?

私が最も信頼する、八田先生の講演会です!

講演会があると聞いて、保護者の方々も非常に喜んでおられました。

避難やお片付けなどの予定が無い方は、ぜひ予定通り講演会にお越し下さいませ!

祖母との対話

お盆休み明け、子ども達の元気で賑やかな歓声に包まれながら、やっぱりここが私のホームだなぁとしみじみと感慨にふけった一日となりましたが、皆様のお盆休みはいかがでしたか?

今年のお盆は雨も多くmお墓参りも大変だったと思いますが、広島市内のお墓は、色とりどりの盆灯ろうで圧巻ですね!


私もお盆休みは、実家の福岡に帰省し、お墓参りなど致しました。

また祖母の米寿(88歳)父の古希(70歳)、そして伯父の還暦(60歳)のお祝いがあり、子ども7名を含む18名が勢ぞろいしました。

私は三姉妹の長女ですが、母と妹たちが準備などを頑張ってくれたおかげで、それはそれは楽しい場となりました!

やはり家族の存在は有り難いものだと感謝致しました。

中でも、今年88歳を迎える祖母ですが、ビールで乾杯し、お料理もきちんと頂ける程歯も丈夫で、100歳は余裕かなと思いました!!


祖母とは学生時代から社会人にかけて、6年ほど同居をしていましたが、あまり深い話をしたことがありませんでした。

しかし今回のお祝いの席で、初めて終戦時18歳だった祖母の、戦争体験談を聞かせて頂きました。

当時、福岡県八幡の製鉄所で働いていた祖母は、やはり製鉄所ですから、すさまじい空襲を受けた中をかいくぐって生き延びた一人です。

幸いにも祖母の家族は、誰一人戦死者が出なかったようですが、空襲で焼け野原になった所を、遺体をまたぎながら帰路についたこともあると、涙ながらに話してくれました。

8月6日に広島に原爆が落とされ、8月9日には祖母のいる小倉に落とされるはずだった原子爆弾。しかし、一説によると、空襲を受けないように、8月9日の朝から、製鉄所周辺ではタイヤを燃やして黒煙を空高く上げていたそうです。

それによってか悪天候によってか、アメリカ軍は原爆の投下地を、小倉から長崎に変更したとも言われ、タイヤを燃やした小倉の方々は、自責の念にかられたという話も聞きました。

主人の祖母は、ここ広島の地で被爆しましたが、建物の影だったためかろうじて一命を取り留めました。

私の祖母も、今にして思えば原爆によって命を落としていたのかもしれません。

また、27年前に亡くなった祖父は、鹿児島県の知覧から、特攻隊として飛び立つ直前に終戦を迎えたため、一命を取りとめた一人なのです。


今年で終戦から69年を迎え、当時の生きた記憶を語れる方が、どんどん減っていますが、昭和47年生まれの私でさえ、戦争によってもしかすると生まれなかったのかもしれない身だった訳です。

もしもまだ、お身内の方で戦争の記憶を語れる方がいらっしゃるのであれば、ぜひしっかりと伝え聞いておきましょう!

改めて自分の命が今ある事に感謝が芽生え、その命を我が子達につないでいける事に、ただただ感謝の気持ちでいっぱいになりました。

今ある平和は、ご先祖たちの犠牲の上にある事を、いつまでも忘れずに居たいものです。



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