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梅林よつば保育園

新入園・進級、そして新入学!全ての新生活におめでとう!

2016年4月 7日 17:46 遅ればせながら、この春、我が梅林よつば保育園にご入園いただいた皆様、そして進級された在園児の皆様、そしてそして今日から明日にかけて、新しく小学校にご入学される卒園児の皆様。
おめでとうございます✨
今年は桜の季節が長くて、入園式や入学式がとても華やかですね!

新しい生活には、期待と不安が入り混じるもの。
ドキドキワクワクしますね。
最初は、どんなお友だちができるかな?
どんな先生なんだろう?
自分にはできるかな?大丈夫かな?
保護者の皆様も、この子は大丈夫かな?
などと、色々なご心配・ご不安があると思います。
「未知」の世界に飛び込むわけですから怖くて当然!
でも、「未知」が「経験」に変わっていくと、「安心」が得られます。
そんな「安心」出来る日々が、一日も早く子供達、そして保護者の皆様にも訪れるよう、職員一同、お勤めさせていただきます!

どうぞ、可愛い子供たちのご卒園までの日々、これからよろしくお願いいたします!



園長祝辞

2016年3月28日 10:21 式辞

梅林よつば保育園 よつばAクラスの皆さん、ご卒園おめでとうございます。

皆さんは、梅林よつば保育園になる前は、この保育園がどんな名前だったか知っていますか?「保育所ちびっこランド八木園」という名前で、下の保育室だけだったんですよ。皆さんの、お兄ちゃんやお姉ちゃんの中には、ちびっこランドの時から通ってくれていたお友達もいましたね。

ちびっこランド八木園では、三回卒園式を行いました。3回とも、たった一人の卒園児さんを、ちびっこランド八木園の子ども達、先生達、そして保護者の皆さん全員で送りました。それはそれで、みんなのお祝いの気持ちが伝わる、とても温かい卒園式でした。
第一回目の卒園児さんは、この春、中学校をご卒園されました。先日、その子とお話ししましたが、とても素敵なお姉さんになっていました。

それが今ではどうでしょう!今年は、私がこの保育園を始めて丸10年の中で一番多い、17名の卒園児さんを送り出すことになりました。それは、園長として、感動で胸がいっぱいなことです。今日までの梅林よつば保育園の中でも、新たな歴史的瞬間です!

そこで今年からは、先ほどお渡しした「卒園証書」に、よつばAクラス 出席番号1番の加藤聡くんから、41番目として番号を振りました。それは、この保育園を卒園してきた歴代の人数になります。この番号は、一生変わりません。どうぞこれからも、梅林よつば保育園を何番目に卒園したのか、覚えておいてください。

園長先生は、これからもっともっとこの梅林よつば保育園を立派にして、みんなが大人になっても、いつでも遊びに来れるようにしていこうと思っています。夢は、みんなが結婚して、子どもを産んで、その可愛い子どもさんが、梅林よつば保育園に通ってくれることです。
もしも保育園の先生になるのなら、ぜひ梅林よつば保育園で、私たちと一緒に働いてくれることです。
遠くに離れて暮らしていたとしても、フラッと遊びに来てくれることです。
もしかしたら園長先生は、すごいおばあちゃんになっているかもしれません。それでも、みんなのことは、絶対に忘れません!だからみんなも、どうぞ梅林よつば保育園のことを忘れないでください。

4月みんなと同じ小学校一年生になるお友だちは、日本全国で約100万人もいます。みんなの中には、たった一人で新しい小学校に入学するお友だち、何人かで同じ小学校に入学するお友だちがいると思います。ですが、日本中で数えたら、同級生と言えるお友だちが100万人もいるんですよ。すごいですよね!

その中で、何人のお友だちが、0歳から6歳の間に、こんなにも毎日毎日かけっこを頑張って、体操を頑張って、ボイストレーニング、ピアニカ、そして読み・書き・計算をやってきたと思いますか?たったの2〜3万人くらいですよ。こんなに小さな頃から毎日「頑張ってきた!」小学校一年生は、みんなの行く小学校の中ではあなた達しかいません!あなた達は、本当にすごいスーパー一年生です!!
みんなが開いてくれた「お別れ会」でも、園長先生はお話ししました。これから先、色々と苦しいこと、悲しいこと、くじけそうなことがいっぱいあると思います。でも、スーパー一年生のみんなだったら、きっと乗り越えられます。
くじけそうになったら、たった5歳、6歳で、絵本を1000冊以上読んだことを思い出してください。暑い夏の日も、寒い冬の日も、一生懸命かけっこで勝負したことを思い出してください。自分の身長よりも高い跳び箱を跳び越えたことを思い出してください。
それから、お友だちを一生懸命応援したこと。お友だちから応援されたことも思い出してください。あなた達は大丈夫です。自信を持って、堂々と胸を張って、自分のやりたい事のためにしっかり生きていってください!

最後になりましたが、長い間、大切なお子様を、私たち梅林よつば保育園に通わせていただいた保護者の皆様。本当に有難うございました。
今日までお子様達と過ごした日々。私たちにとって、宝物のような毎日でした。この子達を見て、何度「可愛い」とつぶやいた事か。何度感動をもらい、涙を流させていただいた事か。
至らぬ点も多々あったと思います。それでも通い続けていただけた事が有難く、皆様のご期待に添えるよう努力する力に変えていただけました。卒園は喜ばしい事ですが、可愛いこの子達と離れる事は寂しくて、涙を堪えられません。ですが、やはり祝いの門出です。笑顔で送り出したいと思います。
「ご卒園、おめでとうございます!本園の卒園を証します。」

     平成28年3月26日
      梅林よつば保育園 
       園長 園田祥子

お母さんより先に・・・

2016年3月11日 15:43

今日は東日本大震災から、ちょうど5年。

この数日、遠く離れた広島にいながら東北を思うと胸が痛くなり、

命について考えています。

中でも全国のニュースとしても取り上げられている、広島県府中町の中学三年生の自殺のニュースには、憤りと虚しさを感じてやりきれない思いでいっぱいです。


今朝、我が家で小学生の子どもたちと朝食を食べながら、やはりこのニュースがテレビで流れていました。

食事中でしたが、「伝えておきたい!」と思い、思わず子どもたちに私の思いを伝えました。

「お願いがあるんだ!絶対にお母さんより先には、死なないでね。あなたたちに、お母さんより先に死なれることが、お母さんは一番怖いんだ!だから、この先、進路のことや人間関係とか、とにかく死にたいくらいの事があったら、絶対にお父さんやお母さんに相談してね。何があっても絶対に解決してあげるから!だから、とにかくお母さんより先に、自殺だけはしたらいけんよ!」

言いながら、涙が溢れそうになりましたが、私の真剣さが伝わったのでしょう。

子どもたちも箸を止めて、じっと私の目を見て聴いてくれました。

そして、しっかりと「うん!」と答えてくれました。


今の時代、私たちが育ってきた時代とは、明らかに違います。

私も4~5歳の頃、当時の分厚い箱型のブラウン管テレビに映る世界が不思議で不思議で、どうやって人がこの箱のなかに入ってくるんだろう?

と思っていたものです。

ましてや、同じ画面に同じ人が映り込む、当時で言う「特撮」も、「すごい~\(^o^)/」と感動していました。

それが今では、同じ画面に同じ人が映りこむなんて余裕でしょうし、空を飛ぶ、水中で息をせずに泳ぐ、車が変身する、人間が変身する、あまりもリアルな映像を見て、この子たちは育っているのです。


私が最初に危惧を感じたのも、やはり自宅のテレビの前でした。

あるドラマを見ながら

「この人、この前死んどったよね~!」

と子どもが言ったのです。

確かにその俳優さんは、前クールのドラマで亡くなる役を演じていました。

心の底から焦りました!慌てて、

「テレビの世界と私たちの現実世界は違うからね!ドラマの役者さんが、死んだふりをしているだけだからね!あなたもお母さんも、死んだら絶対に生き返らんからね!」

と話して聞かせたことがあります。


リアルな数値として、今を生きる中学生の4割が、「人は死んでも生き返ると思う」という質問に「YES」と答えるんです。

信じられないと思うかもしれませんが、教わっていないことはわからないんです。

大人の私たちが「当たり前でしょ!これくらい知っているでしょ!」と思っていることも、子どもたちは一度も教わらなければ知らないままだったりするのです。


ですから、折にふれて「命」については、家族で語り合って下さい。

大切な子どもたちの命を守る責務が、私たち大人にはあります!

日常的に目に映るテレビやの加工された映像が真実だと、思い込ませてはいけません。

そして、死にたくなるくらい辛いことがあった時に、一番の味方であることは伝えておきましょう。

「親に迷惑を掛けたくない」

といって、自殺を選択する子どもたちです。

でも、愛しているから迷惑なんてなんでもないこと。

迷惑をかけられても、生きていてくれることが有難いこと。

ちゃんと伝えておきましょう。


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