年賀状について
幼少期より転勤族の父のおかげで転校を繰り返したおかげなのか、以外にも筆まめな園長です。
ケータイやメールなどが普及するずっと以前より、手紙をやり取りしてきた友人は多く、転校したっきり会っていない友人や、数か月一緒に仕事をしたかつての仲間など、十数年・・・いや数十年会っていないのに、いまだに年賀状や暑中お見舞いのやり取りをさせていただいている友人がいます。
今年もそろそろ年賀状の準備を・・・と考えながら、それでも今年の大震災の影は、私の心にも重くのしかかっていました。すると今朝聞いていたラジオから、「今年は年賀状を出すべきか否か」ということで悩んでいるという声が聞こえてきました。主人が「ワシも同じ事で悩みよったわー!」と言うので、やはり皆さん考えることは一緒なのだなと思っていました。
回答をされていたのは日本の作法について詳しい先生でしたが、「言葉に気をつければ、年賀状を出す事で、相手を元気にすることも出来ますよ!」というものでした。
確かに「めでたい!」「HAPPY!」と、手放しで喜びあう雰囲気にはなれませんが、やはり懐かしい友人からの年賀状は、元気をくれたり、気持ちを暖かくしてくれるものです。メールとは違った味わいがあります。
私自身も、年賀状を受け取った方が、元気になったり、笑顔になってくれることを願いながら、毎年心を込めているつもりです。
その先生は、四字熟語をご自身で考えて、毎年の年賀状に書かれているとのこと。私も「謹賀新年」ではない、復興や助け合い。命の大切さや自然への畏怖の念などの思いを込めた四字熟語などを考えて、今年の年賀状には一筆添えたいと思います。
小さなハガキ一枚が、受け取った方の「元気!」になれますように