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これまでの園長だより

毎日20000歩、歩いてみよう!!

今日、約一年ぶりに、アテネオリンピック日本代表の、松田亮先生によります「陸上教室」を行いました!

いつもお忙しい中、保育園の子ども達の為に心を配り、様々なご提案を下さる御手洗さんのご協力により叶った、とても貴重な場です。

お二人には心より感謝いたします!本当にありがとうございました☆彡

 

ちょうど先日の生活発表会の際に、八田先生より子ども達へのアドバイスとして、「かけっこ」が基本だという事を改めて教わったばかり。特に、ひざがしっかり上がった状態で走っている子と、ひざが曲がった状態で走っている子では、跳び箱の段数にも差が出てくる事や、縄跳びや逆上がりなど、全ての運動能力の基礎に関わってくるのだそうです。ただし、かけっこには、その前段階の「歩く」という事が、日ごろから出来ている事が大前提となります。

陸上教室の前に、松田先生とお話をさせて頂きましたが、松田先生も毎朝、お子さま(6歳と4歳)二人と、25分ほどウォーキングをされているそうです。大人の松田先生で、大体5000~6000歩ほどになるそうなので、お子さま達は10000歩は歩かれていると思います。

やはり、現代の車社会の中で「歩く」事を大切にしようと思ったならば、敢えて「歩く」ための時間を取っていかないと、子ども達に(大人も)毎日20000歩以上歩かせるのは、中々難しい事ですが、今日の松田先生のお話を聞いて、私も改めてウォーキングの時間を取ってみようと思いました!!

 

また、松田先生からも、「やはり、しっかり聞いている子は、即動けていますね!」という評価を頂きました。

砂遊びをしたり、隣のお友だちとおしゃべりに夢中になってしまうと、動けないのは当然です。

園内では常に「立腰」を心がけ、お話をしている方に目・おへそを向ける事を伝えています。

そして普段から、それがしっかりと出来ている子は、園外に行っても先生の話を注意深く聞き、その様に行動する事が出来ています。

子ども達の集団生活や学校生活の中では、「聞いた事を行動に移す。」という事の繰り返しです。

聞いていないと行動が遅れる、行動に移せない、といった事になり、徐々に集団についていけなくなります。

保育園や幼稚園という5歳までの集団生活において、「聞く力」を身につけるための指導が出来るのか、出来ないのかで、小学校に上がる時のアドバンテージに大きな差が出て来ます。

しかし、保育園だけではこの「聞く力」は身に付きません。

ご家庭においても、大人が「ながら」返事や、子どもと目を合わせない会話、テレビに頼った子守りなどに終始していると、子どもの「聞く力」は育ちません。

お父さん、お母さんも、子どもたちと同じように「話している人の目を見る」「話している人に、体を向ける」といった所を、ぜひ意識してみて下さい!

 

今日の「陸上教室」では、八田先生の言葉を参考に、「保育園児がひざをあげて走れるようになるには?」という要望も出させていただいたのですが、最初は鬼ごっこという導入から、滞空時間を意識させるためのジャンプや、ひざ(腿)を上げる事を意識させる動き、スタートダッシュの歩幅の取り方など、これからも出来そうで効果的な動きを教えて頂きました!!

すると、最後に松田先生と一緒に走った場面では、どの子もいつもより1.2倍くらい速く走れたような気がしました。

松田先生にも「楽しかった!」「勉強になる!」という嬉しい感想もいただき、今後も引き続き、子ども達の成長を一緒に見守って頂けるようお願い致しました。

とてもとても貴重な体験をしている、梅林よつば保育園の子ども達 ♪

どうぞ、この体験が心の深い所にしっかりと残り、将来の糧になってくれたらと思います。