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これまでの園長だより

「脱☆過保護!」宣言!!

すっかり耳の調子の良くなった園長です☆彡

ご心配いただき、本当にありがとうございました。もう大丈夫ですので、何なりとお申し付けくださいね!

新年度がスタートして、あっという間に5月も終わろうとしています。

この二カ月間を振り返り、職員との打ち合わせをしている中で、すでにお子様によって、カリキュラムの成長スピードに「差」を感じています。

もちろん、一人一人の顔が違うように、得意な分野や好きな事も違います。

ですから、同じカリキュラムを同じように取り組ませたとしても、成長スピードに差が出てくるのは当然です。

ですが、本来「出来る!」はずの事が、その子の育った環境によって「出来ない!」ようになっているのだとしたら?

それは大いにに問題視しなければなりません。

今現在、せっかくのYY導入園で「ヨコミネ式」という、素晴らしい教育法を受けている子ども達の中で、一番「やっかい」な問題点は「やる気が起きない!」「競争心が無い!」という点でしょう。

「やる気が無い!」という子に、読み・書き・計算・かけっこ・体操・音楽というカリキュラムを毎日取り組ませるという事は、まさに「やらせ」という事になってしまいます。

やりたくない事を、無理やりやらされるとどうなるか?益々やりたくなくなります。やる気が無いので、決して上手にはなりません。苦手になります。嫌いになります。

これは、一番避けなければいけない事です!

ですから、私達も「やる気が起きない!」「競争心が無い!」という子ども達には、細心の注意を払うようにしているのですが、実は「やる気が無い!」子ども達には、共通項があるのです。

それは、保護者の方が「優しすぎる」そして「待てない」こと!これにつきます。

「やる気が無い!」という子どもを言い替えると「依頼心の強い子!」とも言えます。

「やる気」とは、自ら気持ちを発信し、気持ちに引っ張られて行動に移していく、最初の一歩です。

ですから「やる気が無い!」と言うのは「待ちの体制」の状態です。

誰かにしてもらう事を待っている。

誰かが自分を引っ張ってくれる事を待っている。

誰かが答えを教えてくれるのを待っている。

誰かが自分をやる気にしてくれるのを待っている。

こんな状態です。

では、どうしてこの様な状態になってしまうのかと言うと、その子が行動に移すまでを、保護者の方が待てずに、先に手を出してしまうという習慣が身に付いてしまうという事からなのです。

お帰りの様子のたった一面ですが、リュックサックを誰が持つのかという事で、それは一目瞭然なのです☆彡

よつばクラスさんからは、自分のリュックサックをご購入頂き、自分の荷物は自分で持つように習慣付けたいと思っているのですが。。。

待てない保護者の方は、子どもに持たせずに親がリュックサックを持ってしまいます。

たったそれだけの事ですが、リュックサックを保護者の方が持ってしまうお子様は、かなり後れを取ります。これは事実です!

なぜその様になってしまうのでしょうか。

子ども達は始め「出来ない」ことだらけです。

ですから、親である私達が「してあげる」わけです。

ですが、子ども達が「自分でやりたい!」と望んで、立つ・歩く・走る・つかむ・食べる・読む・書くなどと、「出来る」ことを増やしていくのです。

ですが、自分で「出来る」はずのことも、保護者の方々が「してあげる」と、ドンドンやらなくなります。

「出来ない」ことはしてあげれば良いですが、「出来る」ことまでしてあげる事は、成長の妨げ以外、何物にもなりません。

とは言え、一生懸命頑張っていますから、大好きなママの顔を見ると、子ども達は甘えます。気分によってはぐずります。泣きます。

ですがどうかお母さん!負けないで下さいね❤

お子さまが可愛ければ可愛いほど、涙やグズグズと戦って下さい!!

お子さまの「出来る力」を信じてあげてください!

まずは、リュックサックなど、自分の荷物は自分で持たせる!着替えは自分でさせる!ご飯は自分で食べさせる!もちろん、自分で歩かせて下さいね!よつばクラスさんで、抱っこは禁物ですよ。

寝る前にギューっとするのは問題ありませんけど、疲れたから「抱っこ!」を今だに見かけます。絶対ダメダメ(>_<)

お子様に付けたいのは「自立心」ですか?それとも「依頼心・依存心」ですか?

「可愛いから、ついねぇ~」というセリフも良く聞きます!

でも本当に可愛いのであれば、どうすべきかは、大人のお母さんが一番分かっているはずです。

今日のこのブログを読んで「ドキッ!」とした方は、今日から心を鬼にして頑張って下さいね(^。^)y