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これまでの園長だより

ただ生きて、そこにいてくれればいい。。。

 先日、Facebookを通じてつながらせて頂いた、鈴木七沖(すずきなおき)さんの監督された映像作品「SWITCH」の上映会に行ってきました!

鈴木七沖さんというのは、サンマーク出版の取締役でいらっしゃり、私のメンターでもあるジェームス・スキナー氏の最新刊「100%」の編集をされたり、私の敬愛する斎藤一人さんの著書の編集を担当されたり、絵本でありながら30万部を超える出版数を誇る「つながってる」を担当されたり、とにかく私が大好きな著書の数々が、実は七沖さんの手から編み出されていらっしゃるという、私にとってはぜひぜひお会いしたい方のお一人でした。

今の時代は、FacebookなどのSNSを通じて、まず出会う事のない方ともつながれるという、本当に便利で有り難い時代になりましたね!もちろん、危険性もはらんでいますので、細心の注意を払いながら、自分とつながる方々は厳選させて頂いております。

七沖さんは人生初の広島ということでしたが、私が上京してでもお会いしたい方でしたので、七沖さんが広島に来られる事!そして、通常は編集がお仕事という七沖さんが、わざわざ監督をされた映像作品の上映会も兼ねていらっしゃいましたので、本当に素晴らしい機会を得た訳です。

「SWITCH」という映像作品は、村上和雄という筑波大学の教授のドキュメント映画になるのですが、村上和雄博士というのは、世界的なDNA研究の最高権威でいらっしゃいます。

その村上博士のDNA研究から解き明かされた、DNAに秘められている私達の「遺伝子」の持つ意味。これら「遺伝子」の情報量の多さ。ただ、あまりにも膨大な量の情報が詰められている為、私達が発揮出来ている能力は全体の2%にも満たない事などを知りました。

そしてまだ未開発の「遺伝子」達も、「SWITCH」をドンドン入れてあげる事で、私達ですら気付いていない私達の可能性が拡がる!という内容でした。

そしてその「遺伝子オン!」にしていくための「SWITCH」とは、

 1.想い

 2.環境

 3.食事

なのだそうです。

「想い」というモノは、目に見えません。いわゆる科学者である村上博士が、「目に見えない「想い」こそが、我々の未知の可能性を引き出す要素だ!」と仰っている所に、私は衝撃と感動を覚えました。

その映画には、とある親子が出ています。2005年福知山線の脱線事故は、皆さまの記憶にも新しいと思います。

登場する娘さんは、かの事故に巻き込まれ、一番損傷のひどかった二両目に乗られていました。救助された時の彼女の脳は、タッパーにお豆腐を入れて、ガシャガシャと振り回した様な状態だったという事です。生死の境をさまよい、一命を取り留めたものの、壮絶なリハビリを余儀なくされました。

歩けない。しゃべれない。食べられない。覚えられない。

数々の困難がありましたが、母親の「生きてさえいてくれれば、それでいい。ただそこにいてくれれればいい。それこそが『愛』ではないでしょうか?」という想いに支えられ、娘さんも「母の為に生きていたい!」という想いに応えて、奇跡的に生きて、しかも自立に向けてリハビリを進めていらっしゃいました。

母親の「ただ生きて、そこにいてくれればいい!」という想いと、娘さんの「母の為に生きていたい!」という想いがなければ、きっと娘さんは天国に召されていた事でしょう。
その様な「想い」こそが、人間にまだまだ無限に秘められている可能性を引き出すのだそうです!

 

実はこの「SWITCH」という映像作品が、つい先ほど、アメリカのロサンゼルスで開催される、今年度の国際映画祭の日本からの出品作品に決定されたそうです!

残念ながら、自主上映のみで拡がっているそうなのですが、この2年間で世界中で300か所で上映されました。七沖さんも今回の主催者さんも、再度広島で上映する事にノリノリでした!私も七沖さんと、再会を固く誓って参りました!

ですから、次回また広島で開催される折には、ぜひ一緒に行ってみましょう!皆さまにも事前に告知させて頂きます。「命」や「生きるとは?」という事を、深く考える良い機会になるのではないかと思います。