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これまでの園長だより

学校保健委員会

今日は小学校のPTA役員のお仕事で、「学校保健委員会」なるものに参加させて頂きました。

小学校で今年度、子ども達の健康のための取り組んでいらっしゃる事柄の報告を受けたり、お互いの情報交換をしたり、校医の先生方のお話を聞いたりしました。

 

中でも、私が興味を抱いたのは「学校給食」の事と、「子ども達の体力」についての二点です。

まず子ども達は、食べて苦手だった物よりも、食べ慣れていない、初めて食べる物に対しての苦手意識が強い様です。

逆に、小学校1年生の国語で出てくる「りっちゃんのサラダ」という項目があるのですが、授業でも習った事があり、それが給食で出てくると、100%完食なのだそうです!この様にそれぞれの食材の背景を知っていたり(地元の物であるとか、栄養価が高い事や、自分で作った、あるいはご近所の方から頂いた)すると、絶対に残さずに食べられるようです。

ですから、味や食感が嫌いという理由で、食べ物の「好き嫌い」があるという感じがするのですが、「知らない」という事も馴染めない、口に入れたくない理由の一つであるようです。

かつては、お昼休みも泣きながらや吐きながら食べていたイメージの学校給食ですが、栄養士の先生方も本当に苦心され、大変美味しい給食・見た目にも楽しい給食・もちろん栄養のバランスの摂れた給食作りを心がけていらっしゃるとの事ですので、我が家の子ども達は非常に喜んでいます。

今は苦手な物は量を少なくして、一口でもいいから食べましょうという指導が大半の様です。

この様な事から、学校給食でも、出来るだけ様々な食材の紹介や調理法を工夫されているようです。

家庭で出来る事としては、子どもが苦手な食べ物があったとしたら、その食材の栄養価や育てている方々のご苦労。それが私達の口に入るまでの行程などをお話してあげたり、実際に家庭でも育ててみる。育てている場所を見せてあげる。お買い物を一緒にして見るなども、好き嫌いを少しでも減らす手助けになるかもしれませんね。

 

また「子どもの体力」については、小学校でも様々な工夫を凝らしていらっしゃいました。文科省が出す年間のカリキュラム以外の時間を使わなければ、全国平均より劣っている部分を上げて行くことは難しい為、昼休みの時間を出来るだけ長く取り「ロングタイム昼休憩」を設けたり、「ドッヂボール」や「長縄」の大会などの企画を起爆剤として、各クラスごとにお外で体を動かすきっかけ作りに取り組んでいらっしゃるようです。

まさに成長期にありますから、「時間」をどのような「行動」に使ったかが、顕著に反映される子ども達。「ドッヂボール」大会を企画し出してから3年間の間に、ハンドボール投げの記録が男女共に全国平均を上回ったそうです。

 

YYトータルサポートの基本は「毎日の継続」です。子ども達が、毎日何を食べ、何時に起き、何時に寝て、家庭学習を何分間するのか。どの様なお手伝いをしているのか。どれだけ体をどのように使っているのかが、これからの子ども達の人生を作り上げて行きます。

この「園長だより」を読んで頂いた事をきっかけに、各ご家庭での時間の過ごし方などに目を向けて頂き、少しでも良い方向に改善が出来れば幸いです。