手足口病警報が出ました!
先週より少しずつ「手足口病」への感染報告が増えつつありましたが、本日、広島県より「手足口病警報」が発令いたしました。
「手足口病」とは、手・足・口の中などに現れる水疱性の発疹を主症状とした、急性のウィルス感染症です。
症状としては、感染から3~5日の潜伏期間を経て、手、足、口の中の粘膜に2mm~3mmの水疱性の発疹が現れます。
水疱は痛みを伴いますので、手、足を痛がったり、大変しみるので食欲がなくなることもあります。
発熱は軽く、通常高熱が続くことはありません。一般的には数日間で治癒するものですが、発疹の初期2日~3日の症状の変化には注意が必要で、元気が無い、頭痛・嘔吐を伴う、高熱を伴う発熱が二日以上続く場合には、受診が必要です。
感染経路は、患者の咳などからの飛沫感染、便に排出されたウィルスによる経口感染、水疱が潰れた内容物からの接触感染などですので、排泄物の取り扱いに注意することと、手洗いの励行が予防の基本となります。また、タオルの共用なども止めます。
大人にもうつりますので、お子様が罹患した場合には、上記の予防策を取られて下さい。保育園では落ち着くまでの間、ブロックなどお口に入れやすいものは出さずに、口に触れる部分の消毒を更に念入りにしていこうと思います。
一般的には登園禁止扱いにはしていませんので、感染が比較的広がりやすい感染症であることはご理解いただきたいと思います。
ただし、お熱が高い場合や発疹の痛みが強い場合には、お休みを頂いております。
「手足口病」は、数年に一度流行する傾向があります。
高熱が続く場合には注意が必要ですが、こうして一つ一つ子どもたちがウィルスや感染症に対して、抵抗力を上げていくことも、生きていく上では必要な事です。
お仕事を簡単には休めない中、お子様の体調不良が、もしかすると貴重な親子の触れ合いの時間になったり、保護者の方の休息になったりする場合もありますね。
身体を作り上げている段階では、まだまだ安定は先の話。今は不安定な時期ですから、いっぱい病気もし、いっぱい大変なこともありますが、必ず成長へとつながっています。
お子様の病気を「大変~!困った~!」だけでなく、「また一つ、強くなっていくのね♪」とも受け止めていただけると、お子様に寄り添う時間も幸せに時間になるかもしれませんよ。