お電話でのお問い合わせ

082-830-5582

これまでの園長だより

子どもは諦めない!

雲ひとつない晴天の下、10月24日(土)に、第6回 梅林よつば保育園 大運動会が終了いたしました。

今回の運動会のテーマは「チャレンジ!」
全て職員で決めていくのですが、このテーマを春に決めてからずっと、職員一同は、職員にとっても子供達にとっても「チャレンジ!」にふさわしい演目を、ずっと模索していました。
ですから、昨年とはうって変わった演目になりました。

本来であれば、例年の恒例で決めていくのが安全パイです。
ですが、遠足も運動会も、この「チャレンジ!」のテーマに従って常に新しいことを模索していきました。
それぞれの担任が、それぞれのブログで、それぞれの「チャレンジ!」について書いていますので、ぜひそちらもお読みいただきたいのですが、私の中での今回一番のチャレンジは、よつばA・B・Cクラスの全員リレーでした。

この競技の提案は、よつばAクラスの担任、なつみ先生の提案でした。
年齢別のかけっこではどうしても勝てなかった子が、運動会に向けて、なかなかやる気が上がらない。
悩みに悩んだ末、自分自身も大好きだったリレーを子供達に体験させてあげることで、「かけっこ」の違う魅力に気づいて欲しい。だけど、リレーとなると、テクニックや調整が本当に必要なので、どうしよう!どうしたら良いだろう!
本当に色々なパターンでの試行錯誤と、迫ってくる期限との中、大きな大きなプレッシャーと職員は戦ってくれました。
ですが、練習を重ねる中で、ひとつのバトンをつないでいく、仲間と力を合わせることへの感動を味わった時、同じ「かけっこ」という競技の違う魅力に、職員も子供達も気づき始めました。

そして本番。
どうしても気持ちの調整がうまくいかなかったCクラスの男の子。
バトンを受け取っても、走り出すことは出来ませんでした。
ですが、考えてみてください。彼はまだ3歳なのです。
私たち職員にとっては、彼が入場門からみんなと同じように走って入場し、あの場に並んだだけでも凄いと思いました。
ですが、その後がもっとすごかった!
半周以上、差がついてしまった中でも、その後の子供達は、一切諦めず、今までの中で一番の力を振り絞って走りきりました!
また、周りの大人達も「大丈夫よ〜( ´ ▽ ` )ノ」「まだ行けるよ〜!!」と、とてもとても前向きな声援ばかり!
結果は負けてしまいましたが、最初から勝負を投げ出さずに、最後の最後まで諦めずに全力を出し切った姿に、想像以上の感動をもらいました。

どの子も、どの職員も、そしてあの場にいた大人達も全員、笑顔の時も涙の時も、100%の力であの場にいたのだと確信いたしました。
日にちが経って、あの時の感動が薄れるどころか、じわじわとさらに込み上げてくる感動があります。

改めて大切なことに気付かせてくれた子供達に「ありがとう!」
そして、いつも私たちにご協力いただく保護者の皆様に「ありがとう!」
何より、全力投球のお手本を見せてくれる職員に「ありがとう!」