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これまでの園長だより

イジメ自殺に思う。。。

先日より騒がれている、中学生の痛ましい自殺のニュースに、人の親として、そして教育に携わるものとして心を痛めています。

この世において、未来ある若者が自ら命を絶つことほど、悲しいことはありません。


先ほど、教育評論家の尾木ママこと、尾木直樹先生の記事を読んでいました。

自殺をした男子児童の通う学校では、他にもイジメを苦にした女子児童の不登校も確認されていたにも関わらず、校長は教育委員会への5月の報告にも「イジメ0(ゼロ)」と報告をしていたそうで、尾木ママが激怒されていました。

校長と園長は立場は全く違うかもしれませんが、同じ「長」がつく立場として、私なりの見解を書かせて頂きます。


かつての美容業の時から、「組織はトップの鏡だ!」と教わってきました。今も、園長フォーラムなどに参加すると、「園は園長次第!」とも言われます。

社長も船長も同じ。「長」がつく人の影響が、その組織全体に及びます。

「長」の付く人の役割とは、組織の方向性を決定し、そこへ向かうための行動と結果に全責任を負うことだと思っています。

全ての学校長が「イジメは絶対に許さない!イジメを根絶させる!」「自分の学校の生徒の命は、必ず守る!」と決定し、実行してほしいと思います。


子供の頃、大好きで見ていた「一休さん」のモデルである「一休和尚」は、ある方から「幸せとは?」と質問され「親死ぬ、子死ぬ、孫死ぬ」と答えられたそうです。

私も常にこの言葉が頭にあり、「私の方が子どもたちより先に死ぬのだ!」と意識しています。ですから、安心して自分が自分の寿命を全うできるよう、子どもたちには「強く生きる力」を身につけて欲しいのです。

学校は、ただの知識を身につける場所ではなく、命を輝かせる術を教える場であって欲しいのです。

やりたい事が見つからない。自分の素晴らしさに気付けない。ただ試験に点数をつけて、学校を振り分けるだけの教育機関では意味が無いのです。

すべての親が望むように「私に生まれて良かった!!」という喜びに包まれて、胸を張って、社会の役に立てる自分を誇りに思う日々を過ごさせたいのです。

だから改めて、全ての学校長にお願いしたいです。

自らの命を絶つ子どもを、作ってはいけない!

自らの命を輝かせる術を教えてほしい!

切に切に願います。