昆虫館でジャポニカ学習帳を思う。。。
先週末のよつばBクラスさんの「親子遠足」には、遠方にもかかわらず皆様ご参加いただき、有難うございました♪
今年度より、各クラス単位での親子遠足にしていますが、今のところこの位の人数で動くのが、クラスの皆様との交流が計れて嬉しいですというお声を多数頂いています。
ご理解とご協力を頂き、心より感謝しています。
行き先はそれぞれのクラス担任に決定させていますが、Bクラスは担任のゆい先生の地元にある「森林公園」を選びました。
広々とした山の上から、可部の町並みが綺麗に見渡せ、思いの外涼しくて、とっても快適でステキな遠足となりました。
「森林公園」といえば「昆虫館」ですよね。
私はさすがに、ムカデやゴキブリなどは大の苦手ですが、保育園の中でアゲハチョウの幼虫を羽化させたり、カブトムシの幼虫を既に4回も羽化させたりしている内に、虫も可愛いなぁと思うようになりました。
毒々しい外見から「食べるな!キケン!!」を表現したり、擬態する虫など、生きるための知恵を感じ、素直に凄いなぁと感動すら覚えます。
ミツバチの巣のハニカム構造は、私達の暮らしに欠かせない耐震構造の礎となっていますし、昆虫から学ぶことは非常に多くあるようです。
しかし問題は彼らの外見です。
とにかく「気持ちが悪い!」と忌み嫌われてしまいがちです。
私達が子供の頃からお世話になっている「ジャポニカ学習帳」を、みなさまもご存知だと思いますが、最近あの学習帳の表紙から、昆虫の写真が消えたことをご存知でしょうか?
理由は消費者からの「気持ちが悪いから見たくない!」というクレームだそうで、今では可愛らしい子犬や動物の親子の写真。はたまたドラえもんなどのキャラクターを採用しているそうです。
でも、あの昆虫シリーズの撮影は、本場のジャングルに赴き、何週間も粘って、めったに見られない昆虫の決定的瞬間を撮影するための努力の結晶だったとご存じですか?
昆虫図鑑でも中々お目にかかれない希少な昆虫が、たくさん登場しているそうです。
そのような昆虫たちを「気持ちが悪い!」という方もいれば、それを「綺麗だなぁ!凄いなぁ!」と夢中で見る子どもたちもいます。
我が家の次男も、小学校では昆虫博士と呼ばれているそうです。親としては、毎日のように虫かごにいろいろな虫を連れて帰ってくるので、正直困りモノですが、我が子が夢中になっているものを、「家が汚れる!」とか「気持ちが悪い!」と言って、排除する気にはなれません。
気に入らないものは排除しようとする大人の都合が、子どもたちの好奇心を積んでしまったり、新しい世界との出会いを断ってしまうようで、私は今のジャポニカ学習帳の昆虫写真不採用を、非常に残念に思っています。
ジャングルの奥地に行かなければ出会えない昆虫の写真に、毎日触れることが出来た、昔の学習帳のほうが、希少価値が高そうな気がします。
気に入らなければ、選択しなければ良いだけで、排除までしなくて良いと思うのですが、みなさんはどう思いますか?
出来ることなら、昆虫の学習帳を復活させて、子どもたちに選択の自由を与えて欲しいのですが。。。